~基礎造り~
2014.04.10
マイタウン西武のブログを御覧の皆様、こんにちは。
営業の下中です。
お家探しをされております方々は、建築現場に大変興味がある
と思います。
そこで今回の私のブログは、
いかなる物事において非常に重要である『基礎』と同様で
建物においての『基礎造り』について御紹介します。
こちらは
『ベタ基礎』といって
基礎全体が鉄筋コンクリートとなっており
建物の重さを面で受け止めていますので不動沈下防止に有効です。
本日はこちらのタイプです。
日常でよく見られると思いますが、これが出来上がるまでの作業工程を
じっくり御覧になられた事がある方はほとんどいないと思います。
(ちなみに、昔の建物に多くみられる、
下が土むき出しのタイプは『布基礎』といいます)
①まずは、
『掘削』作業です。
基礎の形状を図面で確認しながら地面を掘削していきます。
②掘削がおわると
『砕石』の敷き込みをします。
③砕石の上に
『防湿シート』をかぶせます。
防湿シートを基礎の下に敷き込む理由は、その名の通り、床下の防湿が目的です。
④ベタ基礎の下地づくりの最終工程が
『捨てコンクリート』
役割的にはこの上に造る基礎本体の墨だしのためのベースであり、
基礎底盤部分のレベル(水平)を決めるためのものでもあります。
⑤『配金』をする。鉄筋と鉄筋の結び目を一つ一つ結束線で結ぶ。
鉄筋は予め曲げ加工や部分組み立てされている部分もありますが、原則現場組み立て。
一本一本職人の手で組み立てられます。
⑥鉄筋を組み終わったら、基礎の外周・捨コンの上に型枠を並べ、
型枠用の水糸を張りながら、型枠を組んでいきます
⑦完成した配筋のところに生コンを流し込んでいきます。
このコンクリートは構造を支える重要なものの一つになりますから、
注意深く仕上げる必要があります。
⑧ベースが硬化後、基礎の立ち上がり工程に入ります。
基礎の立ち上げでは、型枠の中に 生コンを流し込みバイブレーター等で
巻き込まれた空気を追い出します。
この時も、生コンの流し込みは連続的に速やかに行われなければなりません。
⑨立ち上げが硬直し型枠を外すと
最初の写真のように『ベタ基礎』が完成されます。
*たいてい脱衣スペースやキッチンの床に点検口が付いている事が多いです。
今後、新 築住宅等を内覧の際、そちらを開けて見て下さい。
一部だけですが基礎を見る事ができます。
*今後の皆様のお家探しの参考にして頂ければ嬉しい次第です。
今後とも宜しくお願い致します。