2014.07.03
マイタウン西武のブログをご覧頂きまして ありがとうございます。 営業の近江です。 本日は、普段は見る機会がなかなか無い断熱材についてご説明させて頂きます。 お住まい探しの重要点といえば、多くの方は 駅までの距離、間取り、日当たりを重視されているかと思いますが 建物の性能に関しては、あまり重視されていないのではないでしょうか。 この機会に覚えて頂けると幸いです。 【初めに】 断熱とは寒い冬を暖かく過ごすために必要なもの と思っている方も多いかもしれません。 勿論、冬場の冷たい空気の侵入を防いでくれますが、 夏場の暑い空気の侵入を防ぐという役割もあるのです。 冷気や暖気が逃げるのを防ぐために 壁や天井、床に用いる断熱材 間口部に用いる断熱間口部材 気密性を高めるために使用する気密補助材(防湿・気密テープ等) 上記3点を用いて住宅を包みます。 【断熱材について】 この中でも特に、断熱性能の要でもある 断熱材についてご説明をさせて頂きます。 現在の新築戸建てで主に用いられているのは 繊維系(無機質繊維系)のグラスウールと 発泡プラスチック系の硬質ウレタンフォームです。 グラスウールとは、ガラス繊維で出来た綿状の断熱材です。 安価で手に入り、切断・曲げなどの加工もしやすいため 多くの住宅メーカーが採用しております。 このように柱と柱の間に隙間なく敷き詰めることで 断熱効果を得ている訳ですね。 ピンクの部分がグラスウールになります。 ただ、電気のスイッチ部分などには細かい隙間が出来てしまいますので テープなどを用いて塞ぐといった処置が必要になります。 また、最近ではグラスウール自体に撥水効果を持たせたものも出てきているようです。 グラスウールは綿状であるため、 水を含んでしましますと カビや性能劣化の原因にもなりますので 各メーカーは工夫を凝らしているのですね。 これに対して硬質ウレタンフォームの断熱材は 発泡スチロールのような見た目の断熱材です。 グラスウールよりも気密性が高く、現場で吹き付ける 施工方法が行えるため細かい部分の隙間をなくすことが出来ます。 吸音性や気密性・断熱性はグラスウールより優れており 旧省エネ基準の住宅に比べて冷暖房費が約50%減に抑える事が出来ると言われています。 またプラスチック発泡体ですので透湿性も低く、 断熱材に湿気を通しにくいため 壁体内の結露を抑制し、建物の耐久性を高めます。 グラスウールのように断熱芯材の経年劣化・湿気による性能劣化も少なく 長期間にわたって快適な環境を維持することが可能です。 見た目は発泡スチロールですが、 柱として用いられる 木材の経年変化(反り・曲がり等)にも自己接着力を生かして追従しますので 壁体内に隙間を生じることなく、長きにわたりその断熱効果を発揮します。 当社で建築した物件には硬質ウレタンフォームの内、 ㈱日本アクアのアクアフォームを標準仕様としております。 見本品もございますので、ご興味がある方はお声かけください。 ========================================= いかがでしたでしょうか 断熱材は建物が完成してしまいますと、見ることができませんので 気にされる方は多くないかと思います。 ですが見えないところで、快適な住宅環境を維持するために 壁の中でひっそりと頑張っているのが断熱材というわけです。 これからお住まいを探される方や今現在探されている方は、 こういた部分にも目を向けてみると、 ご内覧も少し違った見方ができるのではないでしょうか。
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