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建築の流れ③

2018.07.15

マイタウン西武 建築部 課長の西方です。

前々回は建築工事に入る前の準備、地盤調査、改良工事

前回は基礎の中に配筋する鉄筋のお話をさせて頂きました。

今回は基礎の形を作るコンクリートのお話をさせて頂きたいと思います。
 
コンクリートには鉄筋同様いろんな種類があり、

使用用途、構造等により使い分けされています。

簡単に言いますと、

砂、砂利、セメント、水を混ぜたものがコンクリートです。

ちなみに、砂利を入れないものが一般的にモルタルと言われるものです。
 
 30.7.15blog5.jpg
 
コンクリートは上記4つの配合を変える事により

強度を必要強度に調整します。

3階建て等、構造計算をして強度を計算上指定した場合は、

コンクリートのサンプルを取り、
 
30.7.15blog1.jpg
 
試験を行う会社で7日間と21日間保管します。

固まったコンクリートは、計算通り強度が出ているか、

機械で潰して調べます。
 
30.7.15blog2.jpg
 
30.7.15blog3.jpg
 
次の写真にある様に、コンクリートが壊れた時の強度が、

計算した強度を上回れば合格です。
 
 30.7.15blog4.jpg
 
この様にコンクリートは、計算されて作られています。

前回のブログでお話し致しました鉄筋と組み合わせて使う事で、

鉄筋は引っ張りに、コンクリートは圧縮される力に対して

強度を発揮しますので、

鉄筋コンクリート造として建築物などに使う事が出来ます。

そしてコンクリートは、型枠さえ作れれば、

どの様な形にも作ることが出来ます。

アパートの様に間仕切りが細かくなっても問題有りません。
 
 30.7.15blog6.JPG
 
建築物だけでは無くこんな事も出来てしまいます。
 
 30.7.15blog7.jpg
 
この様に形に制限の少ない材料はなかなかありません。

いろんな可能性を秘めていると思います。

次回は基礎より上の部分に話を進めていきたいと思います。
 

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