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建築の流れ④

2018.08.26

いつもマイタウン西武のスタッフブログを

ご覧いただきありがとうございます。

マイタウン西武 建築部 課長の西方です。

前回までは建築工事に入る前の準備、地盤調査、改良工事や

基礎の中に配筋する鉄筋、コンクリートのお話をさせて頂きました。

今回は基礎の上の部分に話を進めて行きたいと思います。
 
まず基礎の直ぐ上に施工する材料のお話です。
 
下の写真、何だと思いますか?

黒くて、建物を建ててしまいますと

見えなくなってしまうものなのですが・・・。
 
 
30.8.26写真①.jpg
 
これは基礎パッキンと言いまして、

基礎の上に引き、その上に建物の土台をのせます。

基礎パッキンの役割として大きく分けて2つあります。

昔は基礎の上に直接土台を敷き、建物を建てていましたが、

これでは基礎の湿気が土台に移り、土台が腐ってしまいます。

これを防ぐために基礎パッキンで縁を切り、

湿気が土台に移るのを防ぎます。
 
もう一つの役割は、床下の換気です。
 
 
30.8.26写真②.jpg

 30.8.26写真③.JPG

 30.8.26写真④.JPG

30.8.26写真⑤.JPG
 
基礎パッキンは上の写真の様な形で使用します。
 
横から見ると基礎パッキンには隙間があり、

空気が流れるようになっています。
 
30.8.26写真⑥.jpg

昔は下の写真の様に基礎に風窓を設け、床下の換気をしていました。

この形式だと基礎の欠損になり、基礎の強度を損なうことになります。

この結果風窓部分に基礎の亀裂が発生する危険性があります。
 
30.8.26写真⑦.jpg

30.8.26写真⑧.png

換気面では上図の様に、

風窓では湿気溜りが出来やすく、湿気がこもれば、

木材にも悪い影響を及ぼす可能性が出て来ます。

基礎パッキン工法の場合には、360°どこからでも空気が出入り出来、

湿気がこもるのを防ぎます。

その結果床下が乾燥状態を保ち、

いい状態を維持する事が出来ます。

当社は基礎パッキン工法を採用し、

見えなくなってしまう所にも気を遣い施工しております。

このブログをご覧頂いている皆様も、

デザインや、カラーリングも大事ですが、

こういった所も気にしてみて頂けると幸いです。

建物が一番嫌がるのは水気、湿気です。

大切にお使い頂いても見えない所で傷んでしまっては

元も子もありません。ぜひ参考にしてみてください。


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